事務局からのお知らせ

高田だより 8月号

高田便りが、森山先生より届きました!

以下、高田ページからの再掲です。

 

8月後半から朝と夜を中心により涼しくなってきた陸前高田です。8月は七夕祭りがありたくさんの子どもたちが祭りを楽しんでいました。祭りに集まって楽しんでいる子どもたちを見て、この明るい未来にちょっとした興奮を覚えました。ちなみにここの七夕は「けんか七夕」で、山車と山車がぶつかるため迫力ありとても楽しみました。ただ来年は浸水区域のかさ上げ工事があるかもしれないため、開催されるかは残念ながら決まってないそうです。

 

高田病院には初期臨床研修医が入れ替わりで地域医療として研修しています。8月までの2か月は岩手県立中央病院から池田秀之先生が来られていました。小児科志望でもある彼に、これからも被災地の記憶を持っていてもらえればと思います。彼の今後の活躍を祈っています。研修修了証とともに一枚。

(向かって左から,大木先生、池田先生、森山先生)

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「それぞれの地での言葉を胸に」

東邦大学医療センター大橋病院 小児科 山口佳世先生よりコメントを頂きました(高田病院コメント欄より再掲)。

山口先生には、早期から多くの被災地ご支援を頂いております。

本当にありがとうございます。

これからも末永く、現地の皆様と心一つに歩みを共にして頂ければと思います!

以下、コメント

 

私は2011年3月・7月に福島、2011年10月・2013年2月に岩手を訪れ、微力ながら支援させて頂きました。
岩手県立大船渡病院では 震災後周辺の過疎化が進んだという中、「子どものいない街には未来はない」と、子どもや親御さん方を小児科医の立場から支えていく使命感をお持ちの渕向先生のお言葉が印象的でした。また、高田病院の石木先生も、「医療が根付けば、人も根付く」という信念を持って ほぼ全てが波にのまれた中からの医療再建のリーダーシップをとっておられました。普段は意識しませんが、当たり前に毎日外来診療があるということも、住民の安心に一役買うのだと改めて感じました。
被災地支援は決して他人事ではなく、災害は自分の住む地域でも起こりうることです。医療資源やマンパワーが限られた状況でどう建て直していくかなど、勉強させて頂いております。

桜ラインの桜が満開になること、東北レインボーハウスの建設なども、心待ちにしております。