みんなのコメント[公立相馬総合病院]

2回目の訪問(12月1日)を終えて白神 一博(所属:千葉県こども病院 循環器科)

2013/12/09 [公立相馬総合病院]
今回は2回目ということもあり、少し気持ちの余裕を持って臨めました。
件数も控えめで、落ち着いた診療になったと思います。

前日の11月30日に友人の結婚式に参加しました。
(友人代表のスピーチをさせていただいた)大切な友人の結婚式でした。
とても素敵な結婚式で、これから新しいことが始まる素晴らしさを肌で感じながら相馬へ向かいました。
日本も復興に向けて新しいことが始まっていくところなのでしょうか。

前回の訪問の際は夜遅く到着したため、福島駅周辺・相馬市街を歩くこともなく、病院との往復のみになってしまいましたが、今回は少し早く到着し、福島駅周辺を少しだけ散策しました。
東口側にある”街なか広場”で、「東北六県鍋合戦」なるイベントを開催しているのをたまたま発見し、2杯ほどおいしくいただきました(同時開催の「ふくしま地酒の陣2013」は観戦だけにしました)。
福島駅周辺は自分の住んでいる辺りよりはるかに栄えており、若者も多く、活気がありました。

これから福島、ひいては日本がより復興・発展していくことを願っています。
少しでもそのお役に立てればと思います。

また次回もよろしくお願いします。

初回訪問(11月17日)を終えて白神 一博(所属:千葉県こども病院 循環器科)

2013/12/03 [公立相馬総合病院]
2年前の3月12日、大震災の翌朝、DMATの一員として仙台へ向かいました。
一部壊れて通行止めになっている東北自動車道などを緊急車両として通してもらいながら、「少しでも医師として被災地に役立てれば」と考えつつ仙台へ向かいました。
無事現地には到着できましたが、物理的な活動制限がかかり、ほとんどお役に立てず帰ることになりました。
千葉に帰ってきてからは、「せっかく現地に派遣してもらったのに、お役に立てずに帰ってきた」と思いながら過ごしていました。
そんな中、小児科系各学会からのお知らせで、東日本大震災小児医療復興新生事務局の存在を知りました。
2年前の役立てなかったという想いを少しでも還せればと思い、少ない頻度ですが、伺わせていただくことになりました。

初回でもあり、ちょっとした緊張感・不安感の中、伺いました。
懸念していたことは2点ありました。
1点はアクセスのこと、もう1点は、現地の皆さんのお役に立てるのだろうか、むしろ迷惑をかけてしまうのでは,足を引っ張ってしまうのではないだろうかということでした。

1点目、アクセスに関して。
千葉県千葉市からのアクセスで、以前であれば常磐線で直接相馬駅まで伺えたはずですが、原発の影響で現在ではそれは叶わず、福島駅からのアプローチになりました。
福島から相馬、決して近い距離ではなく、無事着くかなと不安に駆られていましたが、暖かい現地の方の協力で無事病院まで到着できました。

2点目、役立てるだろうか。
慣れない場所での診療であり、現地の患者さん・スタッフの方のお役に立てなかったら、むしろ足を引っ張ってしまったらどうしようと思いながら伺いました。当日は20人位の方の診療だったと思いますが、なんとかご迷惑をかけずに診療させていただけたように思います。お世話になりました。

自分が訪問して診療の手伝いをさせていただくのは、記録に残るような偉大な仕事ではもちろんありませんが、
このwebsiteのURLの通り"細く長く"続けていければと思っています。

最後になりますが、受け入れてくださった復興新生事務局、公立相馬総合病院の方々、送り出してくれた千葉県こども病院・千葉県庁関係者の方々に感謝しています。

月に1回程度のペースで伺っていこうと思っています。
今後ともどうぞよろしくお願いします。

初めての患者さんは、虫垂炎戸川 貴夫(所属:名古屋市立大学小児科)

2013/10/24 [公立相馬総合病院]
先日は相馬総合病院にお邪魔させて頂きまして、誠にありがとうございました。
小林先生、外科の先生、コメディカルの方の御協力で一日診療できました。
小林先生には、オリエンテーションで外科疾患の対応について教えて頂いた所、
初めの患者さんが虫垂炎でした。
診療現場の写真は少々気恥ずかしいので、出来ればご遠慮したい所ですが、
先生方、病院、行政的にお役に立てるのであれば使用して下さい。
また、お伺いできます様にカレンダーと睨めっこしてみます。
この度は、重ね重ね皆様の御協力に感謝申し上げます。よろしくお伝えくださいます
と幸甚です。

制吐が、課題!?浅野 祥孝(所属:埼玉医科大学総合医療センター)

2013/10/10 [公立相馬総合病院]
浅野先生〔コメント、写真左)
台風が日本に接近しており、気圧の変動のためか、
下気道病変の患者様が多くいました。
吸入にて改善する患者様がほとんどでしたが、
肺雑音改善せず、低酸素血症が遷延する患者様がおひとりいて入院となりました。
伊藤先生にはお手数をかけました。
RSウィルス感染症を中心として下気道病変が厄介な季節になりつつあることを実感いたしました。

東北の支援地域は多くは雪が多く、冬は路面が凍結しやすい現状があるかと思います。
現在、自分は福島駅からの峠道・1時間40分程度をタクシーの後部座席で揺られると、
嘔吐重積となってしまうため、我儘を言って、レンタカーにて移動させていただいております。
ただ、早朝の凍結道路を安全に運転する自信はないので、
冬場は、タクシーで移動しようと思っております。
患者さんではなく自分の制吐が課題です。

伊藤先生(返信、写真右)
先日はありがとうございました。
何度も足を運んでいただき、本当にありがたい限りです。
先生にみていただいた喘息の女の子ですが、入院後酸素投与を
必要としましたが、昨日元気に帰っていきました。
もう少しいたかったと言っていましたが…。
あと数年で福島~相馬間の復興道路が完成すると思いますが、
それまでは冬の峠道はかなりやっかいです。
どうぞ無理なさらず、酔い止めを飲んで!?いらしてください。
またお会いできることを楽しみにしております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

本当にうれしい限りです伊藤 正樹(所属:公立相馬総合病院)

2013/10/07 [公立相馬総合病院]
辻先生へ
今後のご支援に関してですが、本当にうれしい限りです。
連絡いただくのは、私あてでも、事務局あてでも構いません。
間もなく、公立岩瀬病院がエントリーになります。
福島県内では二施設目になります。沿岸部ではないのですが、
地震の被害がひどく、さらには原発事故による避難者も多い
地域です。現在、常勤医二人で40床近い入院患者と一日100人を
越える外来患者を診ています。
お時間がございましたら、こちらも検討いただければと存じます。
お忙しい日をお送りだと思いますが、どうぞお身体にお気を
つけください。