みんなのコメント[2024年4月]

柴先生、ありがとうございました渕向 透(所属:岩手県立大船渡病院 小児科)

2024/04/27 []
今回は大変お忙しいところ、ご支援していただき、ありがとうございました.
震災から13年が過ぎ、新しい建物が建ち、当時の様子はわからなくなっていますが、
先生が街中に記してある津波到達ラインのことを話されており、津波被害の甚大さと備えの重要さを
考えて頂けたかとありがたく感じました.
機会があれば、またよろしくお願い申し上げます.

震災から13年が過ぎた被災地を訪れて感じたこと柴 徳生(所属:しばキッズクリニック)

2024/04/27 []
この度は温かく受け入れをしてくださいまして、心より感謝申し上げます.
診療前に陸前高田の津波伝承館を訪問し、改めて当時の記憶がよみがえって参りました.
当時、私は群馬県立小児医療センターにおり、TV越しに被災地域の皆様を慮ることしかできなかったのですが、車や家が流されていくあの映像の衝撃を今でも鮮明に思い出します.
実際に車で高田から大船渡まで走ってみると、海岸線は入り組んでおり、海岸からすぐに丘陵地帯になるため、居住エリアも必然的に海の近くにならざるを得ないことが理解できました.
大船渡では国道がおおよその浸水エリアの境界を走っており、それはおそらく経験に基づいた先人の知恵によるものであり、国道から海岸側までのエリアにお住まいの方は短時間に急峻な山を登っての非難はさぞ大変だったのだろうと思いました. 高田は海岸から平坦なエリアが拡がっているため、浸水面積が広く、被害が大きくなってしまったことも理解できました.
渕向先生に色々なことをお教えいただきまして、とにかく水が大事であること、
医療的ケア児の酸素の確保、避難所では肺炎が増えることなど、大変勉強になりました.

私のクリニックも海抜5.5mであるため、震災に備えて酸素や水の備えを増やさなければいけないと思いました. この度は貴重な経験をさせてくださいまして、誠にありがとうございました.