みんなのコメント[全件]

10回目の訪問(3月22日)を終えて白神 一博(所属:千葉県こども病院 循環器科)

2015/03/30 [公立相馬総合病院]
先日、東日本大震災から4年を迎えました。振り返ってみると、あっという間のようでした。
3月16日から相馬総合病院では新病棟が完成、運用開始され、今回、きれいな新しい医局などを利用させていただきました。外来ブースもリニューアル予定とのことでした。
「新しい施設になり嬉しい」と患者さんもおっしゃっていました。

この新病棟も含め、着実に復興が進んでいるようです。
自分が訪問させていただいているこの診療支援についても、小児科学会誌に案内のチラシが同封された影響か、4月から多くの新しい先生方が参加されるようです。現地で他の先生方と同じ日には働けないので、お目にかかることは出来ませんが、仲間が増えるようで嬉しく思っています。
参加される先生が増えて、自分の訪問する回数は減るかもしれませんが、これからも細く長く続けられればと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。

9回目の訪問(2月15日)を終えて白神 一博(所属:千葉県こども病院 循環器科)

2015/03/13 [公立相馬総合病院]
相馬を含め東北エリアは間もなく震災から4年を迎えます。
先月には、阪神淡路大震災から20年という報道が多くなされました。
もちろん傷ついた心が癒えるにはもっともっと長い時間を要すると思いますが、
建築物などのハード面はもちろん、人口の回復もしっかり認めているようです。
今回、診療日前日に朝早く伺って、新地~浪江町まで、
浜通りの市街地を離れ沿岸部を中心にレンタカーで巡らせていただきました。
2014年1月にもレンタカーで巡った同じコースを行ってみました。
1年前と比べて、護岸工事などは着実に進んでいるが、津波にのまれてしまったエリアは更地になっているのみで、
その場所で新しいことが始まっている様子は残念ながらほとんど認めませんでした。
周囲には住居も非常に少なく、4年前の活気とはきっと異なるのだろうなと想像しました。
市街地ではあっても、南相馬市・小高区など、立ち入れるけれど、まだ人の住めないエリアもあり、
まだ復興・元の活気を取り戻すというステージには遠いと感じました。
人のいないエリアを巡ってから、原町や相馬市内へ戻ってくるとホッとする感じすらありました。
相馬市内では、おいしいと噂のお饅頭を買ったり、夜には美味しい食事をお店でいただいたりと、
しっかりと活気があることを肌で感じました。
そして、伺っている公立相馬総合病院では、きれいな新病棟がついに完成していました。3月15日には運用も始まるとのこと。
浜通りでも、エリアによって現在の活況の程度には差があり、活気を取り戻していくスピードもそれぞれのエリアで異なるようです。
しかし、活気がまだ乏しいエリアでも工事などは1年前と比して着実に進んでいました。それぞれのスピードで着実に前進し続け、
いつか震災前の活況を取り戻して欲しいと思います。
そのために自分が出来ることは、とても小さく頻度も少ないですが、このエリアの子どもたち・そのご家族のために、
診療を提供することと思います。
今回も患者さんは多くなかったように思います。皆さんの早期の回復をお祈りしています。
次回伺ったときは新病棟ですね。引越作業など大変かと思いますが、新病棟で働けることを楽しみにしています。
またよろしくお願いします。

4年の月日鈴木 敏洋(所属:東京都立東部療育センター 小児科)

2015/03/13 [公立相馬総合病院]
日帰りで相馬に行ってきました。福島も雪はなく順調に相馬に向かえました。
診療場面ではインフルエンザが2名、ロタも1名いました。
熱性けいれんと思われる子が一人経過観察で点滴になりました。

今月で震災から4年となりましたが、福島では除染も続いており、当日も南相馬から受診する方もいました。
まだまだ何も終わってはいないと感じました。
この支援活動に参加して一年が経ちます。相馬病院の方々や患者さん方に暖かく迎え入れていただいて感謝しております。

これからも細く長く、微力ながら東北の小児医療に関わっていければと思っております。

よろしくお願いいたします。

General Movementsの勉強会渕向 透(所属:岩手県立大船渡病院 小児科)

2015/03/02 [岩手県立大船渡病院]
一番寒さの厳しい2月ですが、今年は例年に比べて寒さが軽く感じます。
しかし前田先生の今回の行程では、いらっしゃる時は比較的暖かかったですが、
お帰りの頃は寒さが増し、無事にお帰りになれるか心配していました。
今回もいつもながら診療、養育相談、勉強会と院内外でいろいろと働いていただきました。
新生児から乳児期のGeneral Movementsのお話は大変興味深く感じました。ありがとうございました。

2回目の東北支援前田 知己(所属:大分大学 小児科)

2015/03/02 [岩手県立大船渡病院]
今回2回目の東北支援に行かせていただきました。
高田病院と大船渡病院での外来診療のお手伝い、大船渡市総合福祉センターでの健康相談会を担当しました。
外来はインフルエンザよりも嘔吐下痢症の子が多かったです。
初回よりは業務に慣れるのも速く、今回は先生方の業務軽減に少しは役立てたのではないかと思います。
また、折角の機会なので、最近の私の主な臨床的なテーマである新生児の動きについての押しかけ勉強会を、
小児科の先生や病院スタッフの皆様とさせていただきました。日常診療の役に立ってくれれば幸いです。
帰途には福島に寄って、福島の人たちとも新生児の自発運動評価の検討会も行い、とても充実した出張となりました。
このような支援の機会を通じて、様々な地域、職種の人達とつながれたことは、私にとってとても貴重な財産です。
渕向先生、大津先生を始めとする皆様、貴重な経験の機会をあたえていただいたことと、
東北の冬の旬の味を堪能させていただき、ありがとうございました。