事務局からのお知らせ

新年度 ご挨拶 宮城県担当

4月より東日本大震災小児医療復興新生事務局の宮城県担当となりました佐藤と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

全国の先生方には、コロナ禍の混乱にもかかわらず、事業スローガンのとおり「ほそくながく」ご支援をいただき、心より感謝申し上げます。宮城県では、石巻市夜間急患センターにおいて、令和4年度末までに延べ400回以上のご支援をいただきました。沿岸部被災エリアの小児医療は全国の先生方によって支えられていることを実感するとともに、復興や地域医療に対する先生方の熱い志に、ただただ頭が下がる思いでおります。

今後このような素晴らしい事業に、行政の担当者として関わっていけることをとてもうれしく感じております。微力ではございますが、地域医療の復興・発展のために尽力してまいりますので、今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

宮城県保健福祉部 医療政策課 地域医療第二班 主事

佐藤 佳祐

春は夕暮れ 

福島、吾妻連峰の黄昏です

 

桜花 散りいそぐ

山の端 橙をうつす

ものかなしき はるなり

詠み人知らず

 

岩手県立胆沢病院ページの更新につきまして

皆様 如何お過ごしでしょうか

表記変更になりましたので,お知らせします(更新ページは、こちら

 

【概要説明】

胆沢病院小児科は常勤医1名体制ですが、東北大学や岩手県立中央病院からの診療応援もいただきながら、夜間・休日もなるべく小児科医師が急患に対応しています。その後も必要があれば、入院・専門外来などでフォローしていく体制を整えています。専門外来は、応援の先生にもご支援をいただき、心臓外来・内分泌代謝外来・神経外来・アレルギー外来を開設しています。また、心疾患等のリスクのある患児を対象に予防接種や乳児検診を行っています。
小児科の年間入院患者延数は平成30年度は382人であったのに対し令和3年度は1,696人(344%増)に、年間外来患者延数は平成30年度5,979人であったのに対し令和3年度は9,316人(56%増)と増加しています。救急患者については令和3年度は2,461人応需し、そのうち救急車での来院は102人でした。
地域の小児医療を守るため、今後は常勤医の複数化にご支援ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

 

【勤務期間】

長期(1ヶ月以上)、毎週・隔週などの定期支援及びアレルギー専門外来への支援を希望

 

【勤務内容】

小児診療業務(小児救急医療への対応、乳児健診、予防接種等含む。)等

何卒,ご支援よろしくお願いいたします!

(写真 長坂医師 診察風景)

事務局一同

 

新年度のご挨拶 東日本大震災小児医療復興新生事務局 第7代事務局長(兼 岩手県担当)

 東日本大震災小児医療復興新生事務局の総合窓口と岩手県担当を務めております、岩手県医師支援推進室の菊地と申します。

 東日本大震災津波から12年余が経過しました。

 これまでに全国の小児科医の先生方からいただいた多くの温かい御支援が、将来の地域の担い手となる子どもたちや、地域医療の確保に奔走する医療関係者にとって、どんなに心強く、安心感をもたらしたのか計り知れません。

 全国各地から、被災地のために御支援賜りましたことにつきまして、改めまして深く感謝いたしますとともに厚く御礼申し上げます。また、当事務局の事業に御支援くださっている皆様に対しましても改めて感謝を申し上げます。

 岩手・宮城・福島の3県に甚大な被害をもたらした東日本大震災からの復興事業により、岩手県では被災した県立病院が再建されたほか、現在では復興道路・支援道路・関連道路が完成し、県土の縦軸、横軸を構成する、新たな道路ネットワークが形成されました。また、防潮堤などの津波防災施設も整備が進み、その多くが完成しました。

 復興は着実に進み、より大きな希望が持てるようになっています。

 一方で、被災地などでは、依然として深刻な医師不足が続いており、地域医療を取り巻く環境がさらに厳しさを増してきております。

 全国の小児科医の皆様におかれましては、このような被災地の事情を御考慮いただき、今後とも、「ほそくながく」御支援いただきますよう、よろしくお願いいたします。

令和5年4月13日

東日本大震災小児医療復興新生事務局代表

 岩手県医師支援推進室 主幹兼医師支援推進担当課長

菊地宏明

新年度 ご挨拶 福島県担当

東日本大震災小児医療復興新生事務局(福島県担当)の野崎と申します。令和3年度から担当しており、今年度で3年目となります。どうぞよろしくお願いいたします。

これまで、全国各地から当県のために多大な御支援・御協力をいただいている医師の皆さまに対し、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。

また、新型コロナウイルスの感染拡大に際しては、医師や看護師を始めとする医療従事者の皆様に、各地域の住民の命と健康を守るために最前線で懸命にご尽力をいただいたこと、そして、そのような状況においても、多くの医師の皆さまが当県に御支援にきていただいたことに改めて深く敬意と感謝を申し上げます。

当県では、昨年、帰還困難区域で初となる避難指示解除が実現し、県内で唯一全町避難が続いていた双葉町の一部でも避難指示が解除されるなど、福島の復興は新たな段階に向けた大きな一歩を踏み出しております。

その一方で、避難地域の復興・再生、廃炉と汚染水・処理水対策、風評と風化の問題などいまだ多くの困難な課題を抱えております。

震災からの復興を果たすとともに、新興感染症など様々な健康リスクから県民の皆様をしっかりと守るためには、安全・安心な医療提供体制の維持・確保がこれまで以上に大切になると感じています。

当県の未来を担う子どもたちが安心して伸び伸びと暮ら伸びと暮らすことができるふくしまを実現するため、引き続き、これまで同様に「ほそくながく」小児医療に携わる皆様の御支援・御協力を賜りますようお願い申し上げます。

福島県保健福祉部 医療人材対策室医療人材対策室 主幹(福島市駐在)

野崎 雅道