事務局からのお知らせ

古今集より

みちのくの

忍ぶもぢずり

誰ゆえに

みだれそめにし

我ならなくに

 

と詠んだのは、小倉百人一首にもある河原左大臣 源融(みなもとおとおる)だそうです

ネット情報によりますと

しのぶもぢ摺(ずり)の衣のかすれ乱れた模様のように、

誰のせいで心が乱れ始めたのか、私のせいではないのに(あなたのせいです)

という、甘く切ない恋の歌とのことです

 

信夫摺りとも書き、シノブの茎や葉の色素を布にこすりつけてあらわしたねじれたような模様、または

そのような衣服を指すそうです

信夫郡(福島市)の産ですね(こんなブログもありますね こちら

いたみを遠く

砂山の

砂に腹這ひ

初恋の

いたみを遠く

おもひ出づる日

 

石川啄木 一握の砂より

不来方のお城

不来方のお城の草に

寝転びて

空に吸はれし

十五の心

 

石川啄木 一握の砂より

岩手山と一握の砂

頬につたふ

なみだのごはず

一握の

砂を示しし

人を忘れず

 

石川啄木 一握の砂より

春の訪れと啄木

かにかくに

渋谷村は 恋しかり

おもいでの山 おもいでの川

 

石川啄木 一握の砂より