事務局からのお知らせ

日本小児外科学会HPにリンクを掲載いただきました!

近畿大学医学部奈良病院 小児外科 教授 米倉竹夫先生のご尽力により

日本小児外科学会ホームページに本事務局HPリンクを6月28日付けで掲載いただきました!

米倉先生には、震災直後の診療活動から

最近の日本周産期・新生児学会HPリンクへ橋渡しまで多大なるご協力を頂いています。

両学会HP経由で本事務局HPを閲覧してくださっている皆さん、そして米倉先生、

今後とも末永くよろしくお願いします。

JSPS

 

石巻市夜間急患センターご支援の上原先生よりコメントを頂きました!

宮城県 石巻市夜間急患センターをご支援いただいている上原先生(東京女子医科大学医学部医学科第2生理学教室)よりコメントを頂きました!

上原先生には、本事務局開設当初より、上記施設にてたびたび診療活動を行って頂いております。

事務局を代表いたしましてお礼申し上げます。本当にありがとうございます!!

以下、貴重なコメントですので上記施設コメント欄から再掲させていただきます

 

石巻診療所にお世話になって

今年の5月から月に2回ほどのペースで石巻市夜間急患センターにお邪魔しています。センターでは、看護師さん初めベテランのスタッフの皆様に色々と御迷惑をお掛けすると共に大変お世話になっております。震災直後には東京で何もできない自分をもどかしく感じていました。今回、日本小児科学会のホームページから、事務局の存在を知り、大変ありがたく思い応募させて頂きました。センターでは、まだまだ仮設住宅に住まわれている方が多いという現実を目にしながらも、子どもたちの顔に笑顔が見られることに、こちらが元気をもらっています。先日の診療では、明けの日が8月11日でした。駅前で、お墓参りにいらっしゃると思われる方々を大勢目にしました。改めて、震災の爪痕を肌で感じたように思います。微力ですが、今後も続けてお邪魔できたらと思っております。いつもどうもありがとうございます。これからもよろしくお願い致します。

 

新事務局代表 高橋よりご挨拶

さる8月2日 第三回東日本大震災小児医療復興新生事務局会議が行われ、

新事務局代表に高橋 幸代(岩手県医療局)が全会一致で選出されました。

ここにあらためて、高橋より一言ご挨拶申し上げます。

 

「東日本大震災小児医療復興新生事務局」は、東日本大震災により顕在化した地域医療の疲弊に手を差しのべるべく、日本小児救急医学会、日本小児科学会、岩手、宮城、福島の被災3県の関係大学と地域病院の協力のもと、3県の行政の協同組織として2012年12月20日に設立されました。

事務局設立後、被災3県の小児救急医療基幹病院への支援医師の全国公募事業を開始し、さらに平成25年5月2日には、日本小児救急医学会の全面的な御支援を得て、事務局のホームページを公開、Web上での支援医師公募事業をスタートしております。

ホームページ公開後、多くの小児医療関係学会においてHPへのリンク掲載、学会員のみなさまへの情報提供等の御協力をいただき、これまで北海道から沖縄県までの全国のみなさまから60件を超える御支援を頂いております。

診療支援を頂いております小児科医師のみなさま、御協力をいただいております学会関係者のみなさまに心から感謝を申し上げます。

震災から2年以上が経過しておりますが、御支援を頂いている病院は今だ1人診療科という厳しい診療体制のもとで地域の子どもたちの命を支えています。

今後とも、全国のみなさまの御支援をお願い申し上げます。

高橋幸代_size_down

東日本大震災小児医療復興新生事務局(岩手県医療局内)代表

岩手県医師支援推進室 高橋 幸代

岩手県立高田病院 森山医師からコメント「陸前高田で働いて感じたもの」を頂きました

震災発災後より、長きにわたり岩手県立高田病院に入られ、大木先生と共に診療活動を継続されている

森山秀徳先生より、コメントを頂きましたので高田病院コメント欄より再掲させて頂きます

森山先生の勇姿をご覧になりたい方は,こちらにどうぞ。

 

以下、コメントです

「陸前高田で働いて感じたもの」

昨年の7月から高田病院に支援に来て常勤で勤務している森山秀徳です。ここに来て1年が経過しましたが、短期ではわからない長くいるからこそ見えてくるものがたくさんある気がしています。自分自身震災後にこの地区に来るまではいわゆる地方の地域医療は経験したことがなかったですが、都会とは違うということを実感させられています。震災により大きな影響を受けた医療環境ですが、根本には地域医療としての苦悩があります。震災から2年以上が経過し、震災後の医師供給のバブルのような状況が弾けようとしているとも言えるかもしれません。それでも前を向いて進んでいかなければなりません。自分としては、この地域の子どもたちにとって少しでもお役に立てればと思っています。

この高田病院での普段の業務としては診療、予防接種、健診はもちろんしているのですが、小学校の学校医や保育所・保育園の嘱託医もしていて、最近はそれに加えてこの地域での医療を含む保健、福祉の活動として、肥満対策、発達遅滞児のケア、子どもの遊び場作り等に取り組んでいます。

支援に来ていただける先生には是非被災で大きく影響を受け今なおその爪痕が色濃く残るこの陸前高田を“感じて”ほしいと思っています。

 

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同愛記念病院小児科 増田先生よりコメントを頂きました

大船渡病院コメント欄より再掲になります

本事務局は,今後も多くの皆様の活動を紹介していきたいと思います

増田先生、今後とも、是非よろしくお願いいたします!

以下、コメント

6月30日大船渡で行われた“こどものアレルギー”に関する講演、相談会のため訪問させていただきました。昨年は釜石で保育園職員を対象とした講演会に出席しました。私は平成15年1月まで5年間国立療養所盛岡病院小児科・アレルギー科に勤務していました。

妻の実家も花巻市にあり、3年前に亡くなった義父は小児科の開業医として40年以上にわたり岩手の小児医療に携わっていました。このような背景があることで、震災に際して何かやらなくては、と妻と話し合っていました。しかしながら、現所属小児科の人員減少などで長期的な医療支援ができず、知り合いのいる陸前高田などに支援物資を運んだり、医薬品を送ったりするくらいしかできず心苦しく思っていました。同愛記念病院は関東大震災後の復興目的でアメリカが支援し国が設立したという経緯があり、もっと積極的な支援をしなくてはいけなかったと後悔しています。昨年、今回の三陸訪問は直接的な医療支援ではありませんでしたが、アレルギーに関わることで困っている家族が多いこともわかりました。今後も自分の専門分野におけるリクエストがあれば、いつでも参上するつもりでおります。今回お世話になった子育てサポーター「スマイル」とNPO法人アレルギー支援ネットワークのみなさん、県立大船渡病院の渕向 透先生、そして患者家族の皆さんにお礼申し上げます。