事務局からのお知らせ
災害医療センター 臨床研究部 鶴和先生より!
国立病院機構災害医療センター 鶴和美穂先生より福島での活動をお知らせ頂きました!
鶴和先生は、現地保健師の皆様と一緒に、指定避難地域の8町村で2歳児を中心とした「幼児健康相談」を行っています
「子育て、育児サポートを地域の皆様とともに学ぶ」場として
この活動に是非参加してみたいという方は、DMAT事務局 (代表)042 – 526 – 5701または、miho_m1226
(残念ながら当事務局とは別活動になります)
以下鶴和先生から当事務局に寄せられたコメントです
こんにちは。災害医療センターの鶴和です。
福島原発周辺の指定避難地域の住民の方の多くが、
都会とは違い、地域全体で子どもの成長を見守り、
支援というより逆に勉強させてもらっています。
写真は、先日の幼児健康相談会の会場です
国際小児保健研究会ホームページに掲載頂きました!
被災地の医療支援に参加して
聖隷佐倉市民病院 小児科 森一越先生より貴重なご意見を頂戴しましたので、掲載させて頂きます。
「2013年5月13~18日の間、県立大船渡病院、高田病院および遠野病院にて診療させて頂きました。各病院ではスタッフの方々から熱い歓迎を頂き、御礼申し上げます。
私は2年前の震災2ヶ月後にも当地で医療を経験致しました。そのころと比べ、スタッフの方々の表情がとても穏やかで豊かになられていたことに安心しました。町中でも活気ある若者の姿や子供達の歓声も見聞きすることが出来て感激しました。港の再建も進んでいるようですし、海には牡蠣イカダが広がっており、復興がしっかりと始まっている様子を感じることが出来ました。
肝心の医療ですが、気仙地域においては大船渡病院が中核となっていくことが鮮明になっており、地域の人達が安心して生活することが出来ていると感じました。予防接種や各年代の健診も行われており、徐々に保健衛生も整い始めていることも体験致しました。なにより住民の皆さんの先生方への信頼の厚さをお互いの眼差しのぬくもりで知ることが出来ました。羨ましい限りです。その反面、震災以前より問題となっていた過疎という課題が浮かび上がってきているように感じました。またそれは、被災地域だけでなく、沿岸部より内へ入った地域の医療体制にも問題を投げかけているように思いました。
私はここでの経験を多くの人に伝え、被災地域の皆さんと共に生きることを訴えてゆきたいと考えています。おそらくそれは、日本国中で抱える過疎の問題や、これからどこかで起こるであろう災害への備えに役立つことだと確信しています。私は皆様をいつまでも応援しています。ありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願い致します。」