事務局からのお知らせ

「明日へ」第7回 「薬剤科の立ち上げ」編

シリーズ「明日へ」は第7回、8回で、高田病院の薬剤科機能の立ち上げを

引き続き石木先生スライドと記録誌「あの日わたしたちは..」よりご紹介します

震災により、市内調剤薬局、薬剤問屋までも全壊した陸前高田市にある

岩手県立高田病院では、診療拠点を米崎コミセンに移し、以下の様に薬剤科を立ち上げます

 

3月13日 被災していない市内深慮所、医院より降圧薬、抗血小板薬を数百錠、狭心薬、睡眠薬など約百錠の提供を受ける

3月14日 米崎コミセンにて業務再開

薬品の聞き取り調査、調剤は看護師、品薄のための代替品に関する情報提供を薬剤師が行い、処方日数は最大3日分として対応した

「血圧の薬」や「血液をさらさらにする薬」などの聞き取りにて調剤したという

3月15日 救援物資、医薬品が14日に続き到着、また衛星電話にて医薬品の発注を開始

広田診療所と二又診療所への診療応援するためもあり使用医薬品リストの作製を開始した

困ったのは、精神科の薬や、量りも分包器もない小児用薬への対応だったようである

3月16日 小児用シロップの依頼を受け、一関より入荷、県立中央病院より薬袋が到着した

辛苦を耐え、薬剤部機能が徐々に回復する様が伺えます、また16日高田病院の職員は、素の宿泊拠点を

米崎コミセンより住田診療所に移ることになり、バスで移動を開始しています.