事務局からのお知らせ

”仮設”とのいろいろな別れ

岩手県立大船渡病院小児科 渕向 透

 

今年3月1日岩手県立高田病院が待望の新築移転を果たし開院しました. 震災後7年かかって、”仮設”病院という名前を返上することができました. この間皆様のご協力を頂きありがとうございました.

ところで県立大船渡病院も現病院となってから20年が過ぎており、昨年から改修工事が始まっています. 空調、水道、医療ガス等の配管系にガタがきているための改修が中心ですが、震災の時生じた壁のひび割れを直したり、手術室、病棟、外来等も利便性があがるように少し手直しをします.

また震災後市内の宿泊施設が無くなったため病院内に緊急に設置した当院6階の”仮設”宿泊施設も今年4月に閉鎖となります。これまでたくさんの先生方に使っていただき、病院としても使い勝手がよく大変残念ですが、あくまでも仮設の宿泊施設のため、これ以上使い続けることは許されないようです. 現在は市内に新設されたホテルに泊まって頂いています.

このように当院は現在改修中のため、工事の音が聞こえたり等落ち着きませんが、ご容赦下さい. 皆様のお越しを心からお待ちしております.

 

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写真:仮設宿泊施設の入り口と室内の様子