事務局からのお知らせ

岩手県担当の挨拶

2020年度新しい門出を皆様は如何お過ごしでしょうか

東京の桜は残念ながら、コロナウイルスの影響であっという間に

葉桜になったとのことです

さて、本事務局も新しい担当を迎え、コロナ克服後を見据えて体制を新たにしているところです

以下に、岩手県担当 山崎重信(岩手県保健福祉部医師支援推進室 医師支援推進担当課長)のコメントを掲載させて頂きます

今後、お問い合わせ等に対応させて頂きますので、何卒よろしくお願いします

 

以下、コメント

 

東日本大震災小児医療復興新生事務局の総合窓口と岩手県担当を務める、岩手県医師支援推進室の山﨑と申します。

東日本大震災津波から9年余が経過しました。

これまでの全国各地の医師の皆様の御支援は、被災地の子ども達とその親御さん、そして地域医療を支える医療関係者にとって、どんなに心強く、安心感をもたらしたか図り知れません。改めて心から感謝申し上げます。

私が所属する岩手県では、県の総合計画である「いわて県民計画2019-2028」の実施計画である「復興推進プラン」に基づき復興の取組を進めています。

被災者の住宅再建では、年内には全ての災害公営住宅が完成し、年度内には全ての宅地が供給され、順次住宅が再建される見通しです。復興道路等も、年度内には全線開通する見込みであり、平成31年3月に8年ぶりに運行再開しながら同年10月の台風19号で再び被災した三陸鉄道も、本年3月20日には全線運行を再開しました。

一方で、被災された方々のこころのケア、住宅再建支援、生活再建先でのコミュニティ形成支援など、きめ細かい取組がこれからも一層重要となっています。

被災地では少子化が進み人口がどんどん減少しています。そのため、被災地で生活再建された方はもとより、内陸や県外への避難を余儀なくされた方が生まれ育った故郷に戻り、安心して子どもを産み育てられる環境づくりが必要です。その意味でも小児医療の充実は極めて重要な課題であり、被災地の復興のために不可欠なものです。

全国の小児科医の皆様におかれましては、このような被災地の事情を御考慮いただき、今後とも、「ほそくながく」御支援いただきますよう、どうかよろしくお願いいたします。

最後に、本事業の実施に当たり、日本小児科学会及び日本小児救急医学会並びに日本小児救急医学会災害医療委員会東日本大震災継続支援WGの関係者及び関係各位の御理解と御協力に対し、深く感謝いたしますとともに厚く御礼申し上げます。

 

令和2年4月13日

 

東日本大震災小児医療復興新生事務局代表

岩手県医師支援推進室 医師支援推進担当課長 山﨑重信