事務局からのお知らせ

特別寄稿 石巻市夜間急患センター 所長 佐藤 仁人

震災からの地域医療立て直し

未曽有の大災害、東日本大震災からまもなく10年という歳月が過ぎようとしています。時の移ろいの早さを実感するとともに、仮設診療所設置、新センター建設という目まぐるしく変化する日々の中に職員全員が置かれ、過酷な状況でしたが非常に濃密な年月だったという思いも同時に湧き上がってきます。

震災で地域の医療機関は甚大な被害を受けましたが、幸い当センターの小児医療については、全国からの診療支援により医師不足という困難な状況を無事に乗り切ることができました。この場をお借りし、支援していただいた先生方に感謝申し上げます。

震災を境に人々の生活は大きく変わり、地域の復興が徐々に進展してきている一方、地域医療については、震災以降、様々な課題が浮き彫りになり、将来に向け立て直しが必要です。私たちはその解消に微力ながら協力していきたいと考えていますので、今後ともご支援の継続をよろしくお願いいたします。

 

石巻市夜間急患センター 所長 佐藤 仁人

 

写真 佐藤センター長と職員(次回、お送り頂いた当時の急患センター写真を掲載予定です)